「無知であることは最恐」という考え方を度々学生や若手スタッフに話す。
無知は最強ではなく、最恐なんです。
単に何かを知らないということが問題なのではなく、その無知によってどのようなリスクが生じるかを強調しています。
時に昔聞きかじった情報をあたかも常識のように押し付けてくるスタッフがいる。
例えば浮腫の対応。
昔は浮腫んでいる先端から心臓に向かってマッサージ 時には指に紐を巻きつけ絞り出すイメージで・・・
それはナンセンス。リンパ管の性質や走行、刺激の入れ方、方向を知ったら先述が間違っているかわかる。それを説明しても今なお昔の方法に固執するのはいかがなものか。
ちょっとまとめてみる。
1. 無知は誤解や誤判断を生む
知識が不足していると、情報を正確に解釈できなかったり、誤った結論に達してしまうことがあります。これが原因で、間違った行動をとり、深刻な結果を招くこともあります。たとえば、医療分野での無知は、誤った治療や薬の使用に繋がり、命に関わる危険をもたらします。
2. 無知は恐れを助長する
人は知らないことに対して恐怖心を抱きやすいです。無知が原因で恐怖が増幅され、冷静な判断ができなくなる場合もあります。歴史的には、科学的な知識が不足していた時代に迷信や誤解が社会に蔓延し、人々が非理性的な行動を取った例が多くあります。
3. 無知は成長の機会を奪う
無知であることは、新しい知識やスキルを得るための機会を逃すことにもつながります。知識があればリスクを避け、成長を促進する選択肢を持つことができるのに、無知によってその道が閉ざされてしまうことがあります。
結論として、無知は単に知識の欠如を指すだけでなく、それが誤解、恐怖、そして潜在的な危険を招く可能性があるため、「最恐」なのかもしれない。